| くらくてほそいめいろのなか。 はやく、ひかりをみせて。 |
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■ 一望千里 ■ |
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俺が彼女に向ける想いは、たぶんそう。 けれど、認めることはできない。 所詮は身分違いの。 |
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遠クニ見エルヒカリカラ、目ヲソラス |
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あたしがあいつに向ける想いは、たぶんそう。 だけど、認めちゃだめ。 今が壊れてしまいそうで。 |
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異議ヲ唱エル己ノ声ニ、耳ヲ塞グ |
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彼女に話しかけられるたび、電流がからだを走る感覚。 それをムリヤリ閉じこめて、皮肉を言ってみる。 情けない照れかくし。 |
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迷路ノ出口ニ足ヲ向ケル |
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あいつの皮肉に、怒ったフリをして返す。 他の人には決してしない反応が、たまらなく嬉しい。 わかりにくい愛情表現。 |
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ココロノ視界ガ広ガリハジメル |
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「ぇえ!?風邪ひいてるぅ!!?」 「・・・姫様、お、落ち着かれよ・・・ッッ」 ガクガクとホセの肩を揺さぶると、若くないあたしの教育者は苦しそうな顔をする。 解放してやると、彼はふぅっと大きく息を吐いた。 「授業に来なくなってから、彼が毎日訪れていた図書館の者に訊いてみたのです」 「あ、あたしお見舞いに行くっ!」 駆け出そうとしたあたしの腕はいとも簡単に掴まれた。 「お待ちください。あなたは王女なのですよ?妙な噂でもたったらどうするのです」 まだ使えない、立派な杖を突き出す。 そして、ちょっとだけ王女らしい声音を使ってみた。 「親友のお見舞いに行ってくるわ。止めないでちょうだい、王女の命令よ」 もちろん、気品あふれる極上の笑顔サービス付きで。 ・・・・・もう嫌だ。 風邪のせいで思うように動かない体よりも、彼女の顔を見られないことがつらかった。 王宮の庭にはえていた草を内緒で摘んできて食べたせいだろうか? ・・・きっとそれだ。 本で見た魔力を上げる薬草だと思ったら、ただの弱い毒草だったことをあとで知った。 しかしあれは似すぎだと思う・・・。 勝手に摘んできたバチが当たったらしい。 彼女は見舞いにでも来てくれるだろうか。 立場上、そんなことは無理なんだと自分に言い聞かせてみるけれど。 少しでも自分のことを想っていてくれたなら。 かすかな期待を胸に。 そのうちに睡魔がやってきて、意識は沈んでいった。 街のはずれに位置する彼の家。 いつも思うけれど、1人暮らしの彼には無駄に大きすぎる。 顔には決して出さないけど、淋しくてたまらないだろうな。 ・・・なんて、城に住んでいる身で人のことなんか言えないんだけど。 「あーあ、寝てるわぁ」 せっかく城の食堂からお昼のゼリーこっそり持ってきたのに。 あいつの好きなまるごと果実入りのやつ! 不満そうな顔をしてみせてから、口元を緩ませた。 「・・・ま、いっか」 寝顔が可愛かったから! ヒカリガ見エル 視界ガ広ガル――――― 誰が見てるわけじゃないけれど、きょろきょろとあたりを見渡して そっと、眠る彼の唇に自分のそれを触れさせた。 瞬間、自分の心の全てが見えた。 あたしは彼が―――――・・・・・ 目が覚めた。 なんだかいい夢を見ていたような。 腹のあたりに重みを感じて静かに体を起こすとそこには 眠るオヒメサマ。 ベッドの隣の小さなテーブルにはゼリーが置いてある。 きっと昼食のデザートでもかすめてきたんだろう。 思いがけず望みがかなった事に思わず微笑を浮かべると そっと、彼女の髪に唇を寄せる。 瞬間、大きな大きなひかりを見た。 俺は―――――・・・・・ やっと見えた己のココロ。 これからは迷わない。 大好きな、 あのひとを見て――――― ******************************* 訳がわからない・・・。何が言いたかったのやら。 2人が自分の気持ちに気付く瞬間みたいなのを書こうと・・・。 なんでこんなことに!(汗) すみません、こんなものですが受け取ってくださひぃぃぃ(懇願) 朝凪さんから頂きました★ 個人的にとてもほのぼのしていると感じてしまうのは気のせいでしょうか(笑) ともあれ、ステキな小説をありがとうございましたvv |